Xiaomi 14 Ultraの核心はカメラです。ライカと共同開発したクアッドカメラシステムで、4つすべてが約5000万画素・ソニーセンサーという統一された構成になっています。
メインカメラはライカ 23mmで、ソニーLYT-900を搭載。3.2μmスーパーピクセルと14EVのダイナミックレンジを持ち、F値1.63〜4.0の可変絞りが特徴です。明るい場所ではF4.0に絞って解像感を上げ、暗い場所ではF1.63を開放して光を最大限取り込めます。スマートフォンでこうした光学的なコントロールができるのは、撮影していて楽しい理由のひとつです。OIS(光学式手ブレ補正)も搭載しているので、夜間や動きながらの撮影でも安定した結果が出ます。
超広角はライカ 12mmにIMX858を搭載。122°の広い画角と5cmマクロ撮影に対応しており、テーブルフォトや風景写真にも使えます。望遠はライカ 75mmと120mmペリスコープの2本体制で、どちらもIMX858です。75mmはF値1.8と明るく、120mmはペリスコープ構造で光学5倍以上の撮影に対応しています。
4つすべてがソニーセンサーで統一されているため、焦点距離を切り替えても色味や質感が一貫しています。競合機では広角・望遠でセンサーメーカーが異なり、絵作りが微妙にズレることがあるのですが、Xiaomi 14 Ultraにはその違和感がありません。これが日常的に使っていていちばん恩恵を感じる部分です。
テレマクロと夜間撮影
特に気に入っているのがテレマクロです。120mmペリスコープで被写体に近づけるため、背景のボケと解像感を両立した写真が手軽に撮れます。花のしべの細部、食器の釉薬の質感、小さなガジェットのロゴ ── こういったものを撮るとき、専用マクロレンズなしでここまで写るのかと毎回感心します。
夜間撮影も3年後の今でも一線級です。LYT-900の大型センサーとOISの組み合わせで、手持ちでも十分にきれいな夜景が撮れます。三脚を使えば長秒露光でよりシャープかつノイズの少ない仕上がりになります。以前はフルサイズ一眼とAPS-C機の二台持ちで撮影していましたが、最近はこの一台で代替できるシーンが明らかに増えてきました。
日常はiPhone 17、旅行はXiaomi 14 Ultra
本体重量が約225gとやや重いため、毎日のポケット運用にはiPhone 17の方が楽です。そこで今は役割をきっちり分けています。日常の連絡・SNS・軽いスナップはiPhone 17、旅行や撮影目的の外出でじっくり写真を撮りたいときはXiaomi 14 Ultraを持ち出す、という二台体制です。
次世代機についても少し触れておくと、Xiaomi 17 Ultraは進化幅と価格を考えると現時点ではスキップ予定です。Vivo X300 UltraはLYT-901搭載でセンサーの世代交代という意味で気になる存在ではありますが、買い替える動機がいまいち見つからないのが正直なところで、それはつまりXiaomi 14 Ultraがまだ十分だという証拠でもあると思っています。
中古市場では10万円を切る価格になってきており、今から入手してもコストパフォーマンスは高いです。ライカ共同開発の4眼カメラを備えたカメラフォンとして、今でも自信を持っておすすめできる1台です。

